GLP-1のジェネリック、月3㌦未満の可能性

2026年3月6日、Bloomberg記事。セマグルチド(Wegovy/Ozempic)のジェネリックは、理論上は月3ドル未満で供給可能であり、世界的な肥満治療アクセス拡大の可能性を示した研究が報じられている。

リバプール大学の研究によると、セマグルチド(semaglutide)のジェネリック注射薬は年間28~140ドルで製造可能であり、月額では3ドル未満になる可能性があるとされた。これは、Novo Nordiskの米国定価であるOzempicの1,027ドル、Wegovyの1,349ドルと比べて大幅に低い水準である。

研究では、薬剤成分のコストは1回投与あたり1~12セントと非常に低く、コストの多くは注射ペンなどの医療機器に依存することが示された。注射ペンの製造コストは1本あたり0.30~2.50ドルと推定されており、低価格供給にはこうした装置の大量生産が重要とされる。

ジェネリック版セマグルチドは、インド、ブラジル、中国、カナダなどの主要市場で今後登場すると見込まれており、価格競争により一部の国では月額15ドル程度まで低下する可能性がある。研究者は、低価格化により各国が肥満や2型糖尿病患者を広く治療することが可能になると指摘している。

なお、この分析はまだ科学雑誌に掲載されておらず、プレプリントサーバーであるmedRxivで公開されたものとされる。

 

💬:すでに米国では、化学合成リラグルチドが承認されている。今世紀中には、GLP-1のジェネリックが世界的に使われるようになると予想されるが、日本はバイオ薬をジェネリックとして申請するための薬事制度が全く議論されていない(新薬としての申請のみ)。これも厚労省、国衛研、PMDAが脳死状態だから。

 

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ニュースソース

 

2026年3月10日
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