Korea Biomedical Review、2025年10月2日公開記事。
2024年度、韓国において成長ホルモン治療の処方件数と総費用がともに過去最高を記録した。処方件数は2020年の895,011件から2024年には1,621,154件と、5年間で1.8倍に急増した。同期間の処方総額は、596億ウォン(4240万ドル)から1592億ウォンへと2.6倍に増加した。副作用総数は2020年の660件から2024年には1809件と3倍近くに増加した。同期間中、重篤な副作用は9件から165件へと18倍以上に急増した。重篤な副作用は、肺炎、疾患悪化、マイコプラズマ肺炎、虫垂炎、発熱などであった。成長ホルモン関連薬の違法なオンライン販売や広告は、2021年にはわずか2件だった摘発件数は、2025年8月現在111件に急増しているとする。
(坂巻コメント:韓国、自由診療で成長ホルモンの処方が行われているようである(余談ながら北朝鮮も)。日本では、一部企業の成長ホルモン製剤供給が安定していないが、現時点では限定出荷とはなっていない。ただし、隣国での需要増による供給不足リスクになりうるので、関連情報として掲載した。)
ニュースソース
Korea Biomedical Review: Growth hormone ‘height jabs’ fuel record prescriptions, soaring side effects . (by Kim Eun-young, 2025.10.02)
https://www.koreabiomed.com/news/articleView.html?idxno=29203
2025年10月8日