英国保健社会ケア省Department of Health and Social Careは、2025年9月23日、地域薬局に勤務する薬剤師が、特定の状況において、当初処方されたものと同じ医薬品の異なる強さまたは製剤(異なる量を意味する場合もある)を供給することを可能とする2012年ヒト医薬品規則改正(amend the Human Medicines Regulations 2012 )提案についての意見募集を開始した。
提案内容は、薬局に医薬品の在庫がなく、薬剤師が代替品を供給する「緊急の必要性」があり、待ち時間の遅延なく製品を入手することが現実的でないと評価した場合に、薬剤師による柔軟な対応が可能になることとする。
一方で、医薬品の深刻な不足が問題になっている場合には、(限られた例外を除く)この柔軟性は適用されない。これは、医薬品の供給チェーンに供給不足と安心リスクを回避するためとされる。
参考;英国王立薬剤師会、薬剤師が医薬品不足に対応して処方箋を柔軟に変更する政府方針を歓迎
ニュースソース
Gov.UK: Enabling pharmacist flexibilities when dispensing medicines.
https://www.gov.uk/government/consultations/enabling-pharmacist-flexibilities-when-dispensing-medicines
2025年9月23日