英国、通年でインフルエンザ治療薬の処方・調剤を可能に

英国政府は、2025年9月1日、処方規制の変更により、医師と薬剤師が、規制当局の許可を必要とせず、通年でインフルエンザ治療薬の処方・調剤ができるようになったと発表した。

従来は、Department of Health and Social Care:DHSCのChief Medical Officer(CMO)の流行開始前の「レター(Chief Medical Officer’s letter of authorisation)」発行により、インフルエンザ治療薬の処方・調剤ができたが、今回の改正により、CMOのレター発行を必要とせず、通年で(インフルエンザ流行期間外でも)治療薬の処方・調剤ができるようになった。

 

(坂巻コメント:記事には「官僚主義の撤廃」との表現があるが、厳格な使用管理のもとでは、日本のようなインフルエンザ治療薬入手困難は起きないだろう。)

 

ニュースソース

Gov.UK: Government to combat flu outbreaks by removing red tape.
https://www.gov.uk/government/news/government-to-combat-flu-outbreaks-by-removing-red-tape

2025年9月10日
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