英国王立薬剤師会（Royal Pharmaceutical Society：RPS)は、2025年9月4日、薬剤師が医薬品不足に対応して処方箋を柔軟に変更できるようにするための協議を行うとの政府の発表を歓迎するコメントを発表した1）。薬剤師が処方箋を変更できることにより、患者が必要な医薬品をタイムリーに入手できるようにするだけでなく、医療従事者の業務負担軽減が期待される。
8月11日に発表された政策文書「強固で弾力的な医薬品供給の管理」（Policy paper “Managing a robust and resilient supply of medicines”）において、政府は、患者の医薬品へのアクセスを改善するために、薬剤師が処方箋に対して異なる量、強さ、または製剤を供給できるようにするための新しい措置について協議するとしている2）。
RPSは、この取り組みにより、薬剤師の臨床的な専門知識と、医薬品の供給が途絶えた際にケアの継続性を維持する上で薬剤師が果たす重要な役割を認識するものとコメントしている。
ニュースソース
- Royal Pharmaceutical Society: RPS welcomes Government move to ease medicine shortages.
https://www.rpharms.com/about-us/news/details/rps-welcomes-government-move-to-ease-medicine-shortages?utm_source=Royal%20Pharmaceutical%20Society&utm_medium=email&utm_campaign=15156082_Non-member%20Pharmacy%20newsletter%20-%204%20September%202025&utm_content=Medicines%20shortages&dm_i=EQ,90UIA,9OF046,11P5EH,1 - UK (Department of Health and Social Care): Policy paper “Managing a robust and resilient supply of medicines”
https://www.gov.uk/government/publications/managing-a-robust-and-resilient-supply-of-medicines
2025年9月5日