【英国OHEレポート】医療技術評価における価値のより広範な視点の採用の根拠

医療経済学を中心とした研究所であるOffice of Health Economics:OHEは、2026年3月3日、「医療技術評価における価値のより広範な視点の採用の根拠」と題するレポートを公表した。主要メッセージは以下の通り。

  • 現行のHTAプロセスは、医療保険者視点に偏りがちで、直接的なシステムコストと患者アウトカムに焦点を当てている。これにより意思決定が簡素化され不確実性は低減される一方、介護者・家族・社会への間接的コストや波及効果が体系的に除外されている。
  • 価値に対するより広範な視点を採用することは、特に乳がんのように明らかな波及効果のある状況において、疾患と治療の社会的影響全体をより適切に捉えることができる。これにより、医療システムのコスト削減だけでなく、総合的な福祉の向上を目標とした意思決定が保証される。
  • より広範な視点はデータ不足や意思決定の不確実性増大といった課題をもたらすものの、顕著な波及効果が見込まれる事例ではその日常的な採用を推奨する。この対象を絞ったアプローチは野心と実現可能性のバランスを取りつつ、不確実性について時間をかけて低減するためのデータ収集を促進する。

 

ニュースソース

Office of Health Economics: The case for adopting a broader perspective on value in Health Technology Assessment.
https://www.ohe.org/publications/the-case-for-adopting-a-broader-perspective-on-value-in-health-technology-assessment/?utm_campaign=OHE%20Bulletin&utm_medium=email&_hsenc=p2ANqtz-8a8BE79kUecYVB068910MRU73MzjGmMmtXOeX8q_8ZPBFvSZqaz9WY6_JumixvQW6yb496O9IFJQJJQ-w7pw2F58swSDUd0rKNNhE20GA3JVTrtVg&_hsmi=408483052&utm_content=408483548&utm_source=hs_email

2026年3月13日
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