Science、2026年3月3日公開記事。日本でiPS細胞治療の条件付き承認が進み、再生医療が実用化段階に入りつつあることを報じている。
クオリプス社のヒト(同種)iPS細胞由来心筋細胞シート「リハート」と住友ファーマ社の非自己iPS細胞由来ドパミン神経前駆細胞「アムシェプリ」、ならびにこれらで用いられた条件・期限付き承認の仕組みについて詳しく解説されている。一方で、米国やオーストラリアではiPS細胞に加えて胚性幹細胞(embryonic stem cells:ES細胞)由来治療での従来型の第III相試験が進められており、も糖尿病やパーキンソン病などで開発が進んでいることを紹介している。総じて、20年近い研究を経て、多能性幹細胞を用いた再生医療は臨床応用の段階に入りつつあると評価されている。
💬:Natureの記事に比べると、日本への批判的論調とはなっていないものの、ES細胞の可能性についても言及している。
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ニュースソース
Dennis Normile: Stem cell therapies ‘come of age’ with two conditional approvals in Japan.
Science, doi: 10.1126/science.zrpsqrg
2026年3月5日