韓国ペプチド企業は、リリーとの協業の他、ノボとも技術提携の議論を始める

韓国Maeil Business Newpaper(MK)、2026年1月30日記事。韓国Peptron(ぺプトロン)社は、イーライリリーとの長期作用型製剤プラットフォーム検証を最優先で進めつつ、ノボ ノルディスクを含む複数のグローバル製薬企業と技術レビュー段階の協議を行っているが、現時点でノボとの契約や共同研究には至っていない状況とする。

ペプチド医薬を基盤とする長期作用型製剤企業のペプトロンは、現在、Eli Lillyと共同で、同社のドラッグデリバリープラットフォーム「Smart Depot」を用いた長期持続型肥満治療薬注射製剤の技術検証を進めている。この技術評価契約は当初14か月の予定であったが、最大24か月まで延長されており、評価の最終時点は今年末頃と見込まれている。

一方で、Novo Nordiskを含む複数のグローバル製薬企業とも接触があり、プラットフォーム技術のレビューや可能性検討といった初期段階の議論が行われていることが明らかになった。ただし、ノボとの関係については、共同研究契約や正式な提携に至っておらず、ペプトロン側も「契約は締結していない」と慎重な姿勢を崩していない。

業界関係者によれば、ノボから協業提案があったこと自体は事実とされるものの、議論の進展度合いは限定的であり、ペプトロンの経営資源は現時点ではほぼリリーとの協業に集中しているという。ペプトロンも、複数のグローバル製薬企業とプラットフォームに関する議論を行っていること自体は認めつつ、契約段階に達していない個別案件については詳細を公表できないとしている。

背景には、世界的に肥満治療薬市場が拡大する中で、長期持続型製剤(long-acting formulation)へのニーズが急速に高まっていることがある。これにより、リリーやノボといった大手製薬企業が、持続化技術を有する企業に積極的にアプローチしており、すでにリリーと協業関係にあるペプトロンも、自然な注目対象となっていると業界では受け止められている。

(ノボ・ノルディスクは、ポートフォリオ見直しで日本ベンチャーのハードシード社との提携を解除した。一方、グローバルでは、GLP-1を中心にペプチド領域の開発は進む。
参考:日本の再生医療の挫折

 

ニュースソース

Maeil Business Newpaper: Discuss with Novo at the level of technology review
Peptron “Talking with several global pharmaceutical companies”
Technical evaluation with Lilly will be held until the end of this year.
(by Haena Wang wang, 2026-01-30 10:56:48)
https://www.mk.co.kr/en/it/11948184

2026年2月3日
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