ロシュの抗肥満薬の第2相試験結果は競争力を示す

MedCity News、2026年1月27日記事。Rocheが開発中の肥満症治療薬CT-388は、第2相試験の中間結果で、48週時点において最高用量(24mg)でプラセボ調整後22.5%の体重減少を示した。体重減少は頭打ちになっておらず、治療継続によりさらなる減量の可能性も示唆されている。また、この用量群では54%が肥満状態の解消に到達し、プラセボ群(13%)を大きく上回った。

副作用は他の同系統薬と同様に主に消化管系で、重症度は軽度から中等度とされ、副作用による中止率は5.9%と比較的低水準であった。CT-388はGLP-1受容体とGIP受容体の二重作動薬であり、これはEli LillyのZepboundと同じ標的である。ただし、CT-388はbiased signaling技術を用いており、薬理作用の持続性向上が狙われている。

一方で、減量効果そのものは既存薬や後期開発中の競合(Kailera Therapeutics、Viking Therapeuticsなど)と同程度で、単剤での差別化は限定的と評価されている。このためロシュは、アミリン受容体作動薬であるpetrelintideとの併用療法に注目しており、より高BMI患者での強力な減量効果や忍容性改善が期待されている。

アナリストからも、CT-388の真の差別化は併用療法による高い有効性と適応拡張にあるとの見方が示されており、競争が激化する肥満症治療市場において、ロシュが存在感を示せるかは今後の開発戦略にかかっているとする。

(グループ内で競合関係となるため、中外開発の抗肥満薬をリリーに導出したことが推察されるが、肥満関連でのペプチド医薬品の可能性を示す)

 

ニュースソース

MedCity News1: Roche Obesity Drug’s Phase 2 Results Are Competitive, But True Test May Come From Combo Studies.
https://medcitynews.com/2026/01/roche-obesity-weight-loss-glp1-gip-agonist-ct-388-rhhby/?utm_medium=email&_hsenc=p2ANqtz–Hvyzf2XKg9FKvyN7mlQMox70YCCawyOVTZ06pfgCWqa4-NBx974PoOPeurytj_vWQaj5NCsov-dwmVuFt8nLumvJ_nS7vmbdAcW31FhGFrgvIifI&_hsmi=400834151&utm_content=400834151&utm_source=hs_email

2026年1月29日
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