炎症性腸疾患(IBD)を持つ米国若年成人の3分の1以上が保険上の障壁に直面

米国クローン病・大腸炎財団(Crohn’s & Colitis Foundation)は、2026年1月6日、炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease:IBD)を有する若年成人が、医療アクセスと経済面で特に大きな不利を抱えているとの調査結果を公表した。

1,700人超の患者と家族を対象に、18〜25歳、26〜64歳、18歳未満の小児患者の介護者を比較した。その結果、18〜25歳では保険会社が治療薬の使用順を指定する「ステップセラピー」を課された割合が35%と、他の年齢層より高かった。また、保険トラブル時に何を質問すべきか分からないと答えた若年成人も35%に上り、自己管理の難しさが浮き彫りになった。医療費や保険料を払うために仕事を増やした人は若年成人で18%と、他の層の約1.5倍であった。

IBDは米国人の約100人に1人が罹患する慢性疾患で、継続的な専門治療と薬物療法が必要である。若年成人は小児医療から成人医療への移行期にあり、保険や制度への理解が十分でないまま責任を負わされている。その結果、必要な薬にたどり着くまでの保険上の障壁と経済的負担が重くなっている。

研究者と財団は、若年患者向けの教育、保険ナビゲーション支援、政策的配慮の強化を求めている。この問題を放置すれば、若年のIBD患者の治療継続と健康格差がさらに悪化する可能性が高いと警告している

 

ニュースソース

Crohn’s & Colitis Foundation: Crohn’s & Colitis Foundation Survey Reveals More Than 1/3 of Young Adults with IBD Face Step Therapy Insurance Barriers.
https://www.crohnscolitisfoundation.org/crohns-colitis-foundation-survey-reveals-more-1/3-of-young-adults-with-ibd-face-step-therapy?utm_campaign=morning_rounds&utm_medium=email&_hsenc=p2ANqtz–kN9ph%E2%80%A6

 

2026年1月9日
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