米国通商代表部、商務省、および保健社会福祉省（Office of the United States Trade Representative, the Department of Commerce, and the Department of Health and Human Services）は、2025年12月1日、米国と英国間の医薬品価格設定に関する基本合意に関する声明を発表した。
- 英国は国民保健サービス（National Health Service：NHS）が革新的で命を救う医薬品に支出する費用が10年間減少傾向にあった状況を逆転させ、新薬に対する支払額を25％引き上げる。
- 英国は、新薬の高価格が「ブランド医薬品価格・アクセス・成長に関する自主的枠組み（Voluntary Scheme for Branded Medicines Pricing, Access and Growth：VPAG）」その他のリベート制度に基づくポートフォリオ全体の譲歩要求によって実質的に浸食されないことを保証する。
- 英国は現行VPAG制度下で企業が支払うべき還元率を2026年までに15％に引き下げ、制度存続期間中はこの水準以下に維持する。
- 米国は英国原産の医薬品、医薬品原料、医療技術をセクション232関税の対象から除外することに合意し、トランプ大統領の任期中、今後のセクション301調査において英国の医薬品価格設定慣行を標的にすることを控える。さらに米国は、英国市民が最新の医薬品技術革新を利用できるよう確保する取り組みを行う。
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ニュースソース
Office of the United States Trade Representative: U.S. Government Announces Agreement in Principle with the United Kingdom on Pharmaceutical Pricing.
https://ustr.gov/about/policy-offices/press-office/press-releases/2025/december/us-government-announces-agreement-principle-united-kingdom-pharmaceutical-pricing
2025年12月3日