アッヴィは、大型M&Aでin vivo CAR-T技術を掌中に

2025年7月1日、AbbVieはCapstan Therapeuticsを21億ドル(約 3兆200億円)で買収することに合意すると報じられた。Capstanのパイプラインには、「ハイリスク・ハイリターン」の臨床段階のin vivo CAR-Tが含まれているとする。

リードアセットであるCPTX2309は、 in vivo 標的lipid nanoparticle (LNP)抗CD19 CAR-T療法であり、B細胞を介する自己免疫疾患の治療薬として開発されている。すでに第I相試験(NCT06917742)のデータが得られており、B細胞の枯渇とその後の健康なB細胞の再増殖によって「免疫リセット」を達成することが期待される。

従来、CAR-T療法については、製造の複雑性のため、スケーラビリティが制限されること(高額の要因)、患者が細胞療法に備え免疫系を抑制するリンパ球除去を受ける必要性があったが、in vivo細胞療法では、これらの課題が軽減されるとされている。

 

ニュースソース

Pharmaceutical Technology: AbbVie buys $2.1bn Capstan, adding new in vivo CAR-T to pipeline.
https://www.pharmaceutical-technology.com/newsletters/abbvie-buys-2-1bn-capstan-adding-new-in-vivo-car-t-to-pipeline/?_hsenc=p2ANqtz-8O%E2%80%A6

 

2025年7月3日
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