自由意見(2025年6月9日~6月22日)

メーカーさんに直接お話を聞いたところ、出荷調整の背景には原薬の調達で目詰まりが起こっていたり、製造委託先の工場での製造遅れがあるようです。それも、保安上の問題で原薬及び製造工場が国内又は国外も含め公表していないものの、原薬調達→製造→加工などといった工場から工場への複雑な流れも医薬品流通、供給の悪さの原因にもなっていそうです。昨今のお米が不足している問題と似ている感じです。

また、製造中止するだけでも行政の許可が必要なようで、それですらコストが掛かるので極めて少量を製造しつづけ、極めて少量を市場に流し続けるしかないのが実情です。

セフェム系抗生物質の供給に関して、大変困っています。
いつになったら解消するのか、目途だけでも早期に情報提供していただければ幸いです。
後発品の販売が終了する場合は、先発の供給に影響がでるのは想定できるので、事前にしっかりと供給体制を確保してほしい。
医薬品の原料調達を海外に依存し過ぎている気がします。日本国内で使われる医薬品の原料を国内でなぜ調達したり製造できないのでしょうか?
わざわざ情勢が不安定な海外からタンカーでのんびり運ばなければならないほど、我が国の医薬行政は脆弱なのでしょうか。
どんなに早くとも医薬品の流通正常化は2027年以降と見通しが示され、まともにこの問題に向き合おうとしない政府や与党の姿勢にもあきれ返りますが、製薬会社側も見通しがはっきりしないのであればそれをきちんと現場に説明して頂きたいです。
このままでは本来なら批判されるべきでない卸業者の担当者や薬局現場の従業員に患者の怒りの矛先が向けられ続ける始末です。
2025年6月24日
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