米国米国食品医薬品局(Food and Drug Administration:FDA)は、2025年5月21日、処方薬価格の引き下げを支援するため、州の輸入プログラムを強化する措置を講じることを発表した。
FDAのプレスリリースによると「大統領令Lowering Drug Prices by Once Againting Putting Americans Firstの実施に向けた取り組みの一環として、州による輸入プログラムが米国の患者に安全で効果的な、より安価な医薬品を提供できるよう、引き続き支援する措置を講じているとする。連邦食品医薬品化粧品法(Federal Food, Drug and Cosmetic Act :FDACA)第804条に基づき、州およびインディアン部族がカナダから特定の処方箋医薬品を輸入する経路を強化し、公衆衛生および安全性に新たなリスクを課すことなく、米国の消費者にこれらの医薬品のコストを大幅に削減するという。
州や部族(individual states and tribes)に対して、セクション804輸入プログラム(section 804 importation program:SIP)の提案を正式に提出する前に、事前審査のための提案草案を提出し、最初のフィードバックを得るためにFDAと会う機会を提供する。これにより、要件がさらに明確化され、当局に提出される提案書の質が向上し、審査期間が短縮されるとしている。
(坂巻コメント:関税議論はなくなったのだろうか?)
ニュースソース
Food and Drug Administration:FDA takes steps to enhance state importation programs to help lower prescription drug prices.
https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/fda-takes-steps-enhance-state-importation-programs-help-lower-prescription-drug-prices